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Mark 14
Japanese 2017 (バイブル: 新約聖書)
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1
―― 【ユダヤ人は、種なしパン祭が毎年があった。初日には 過越すぎこしの祭典として、子羊を生け贄にし、1週間かけてイースト菌の入っていないパンを食べるのだ】 この種なしパン祭が2日後に迫ったころのことだ―― 祭司や掟の学者たちは、人に見られることなくイエスを逮捕する方法はないもんかと話し合っている。
2
「ちっ、祭りの最中にイエスを捕まえることはできない。民衆の怒りを買い、暴動が起きるだろう・・・」大多数の人がイエスを 敬うやまっていることが彼らの悩みだった。
3
オリーブ山の東側 斜面しゃめんにあるベタニヤ村―― イエスたちはシモンの家で食事をとっていた。このシモンは以前、重い 皮膚病ツァラトにかかっていた男だ。そこへ、ササッ・・・と、一味の女が入ってきた。手には 石膏せっこうのつぼを持って。そのつぼには、純粋なナルド油で作られた、非常に高価な 香油こうゆが入っていた。彼女はイエスに接近すると、ポンッとつぼを開け、敬意と感謝の意を持って、イエスの頭にツーと 香油こうゆを注いだ――
4
「お、おいッ!なんてことをする!
5
その 香油こうゆは300デナリ以上の値打ちがあるぞ!売れば、貧しい人たちを助けることもできたというのに・・・!!くぁーもったいない」イエス一味の数人は 香油こうゆを注いだ女の行為をとんでもない無駄遣いだと言い、彼女への不満をべらべらと並べた―― 【1デナリは銀貨1枚で、日当に値し、300デナリは年収に値する】
6
「やめろッ。俺のためによくしてくれたっていうのに、なぜ彼女を責める?
7
貧しい人たちはいつも身近にいる。彼らを助けることはいつだってできるが、俺はいつまでも一緒にいるわけじゃあない・・・。
8
彼女は俺のために最善をつくし、俺の 埋葬まいそうに備え、体に 香油こうゆを注いでくれた。
9
約束する、最高な知らせゴスペルが世界中に広まり、彼女がした事も同様に世界に知らされる!彼女は、永遠に忘れられることがない・・・!!!」―― 【聖書:申命記15:11より引用】
10
おやおや、十二使徒の1人であるイスカリオテ人のユダは、なぜか1人祭司たちのもとへ向かっている―― 師匠であり、友人であるイエスを殺すことにやっきになっているあの祭司のもとへだ・・・。彼らとおち合うと、祭司たちに混ざって何やら話し合っている。「どうすれば、人に見られないところであやつをとっ捕まえることができる・・・?」な、なんと!ユダは、祭司たちに協力して、イエスを連行する手だてを企てているではないか・・・!!!
11
願ったり叶ったりの祭司たちは大喜び。祭司たちは、イエスと引き換えに希望の報酬を支払うとユダに約束した。それからのユダはイエスとともにいても、脳裏のうりではイエスを引き渡す機会を探っていた・・・。
12
さて、種なしパン祭の初日である 過越すぎこしを祝うため、子羊を生け贄として捧げる日がきた―― イエスの仲間が何やら尋ねにきた。「イエスさんのために 過越すぎこしの食事を用意したいんだが、食事はどちらで?」
13
そこでイエスは2人の仲間を町に遣わすことにしたが、その前にこう 言付ことづけておいた。「町に行くと、水瓶みずがめを持っている男がおまえたちの所に来る。彼の後について行ってくれ。
14
水瓶みずがめ持ちの男が家に入ったら、『お供と一緒に 過越すぎこしの食事をする部屋を見せてほしいと先生から頼まれた』と、家の主人に伝えればいい。
15
主人は俺たちのために用意された2階にある広い部屋へ案内してくれる。そこで、食事の準備を整えてくれ!」
16
仲間たちが町に着くと、全てイエスの言った通りに事が進んだ。こうして、彼らはその家で 過越すぎこしの食事の準備を整えた。
17
夕方になると、イエスは十二使徒を連れ、その家に入った。美味しそうな香りは 微かすかではあるが、外まで漂っていた・・・。
18
食事の最中―― 「今、食事を共にしているうちの1人が、俺を敵の手に引き渡す・・・!!」
19
「なッ!!!」イエスの言葉を聞いて、仲間たちに衝撃が走った。イエスを裏切った自分の姿を 脳裏のうりに浮かべ、死んでもそんなことしてたまるか!と1人を残して、みんなが思った。「俺は絶対、あなたを裏切りません!!」おのおのが矢継ぎ早に言った。
20
「俺を裏切るのは、12人のうちの1人。そう、俺と同じ器にパンを 浸ひたしている者がな・・・」驚きを隠せない使徒たちの視線が一斉に彼へいった。
21
「“この人”は聖書に記されている通り、苦しむことになる。だが、“この人”を裏切って敵の手に引き渡すことにより、死に追いやる者はなんと哀れなんだ。ユダは生まれて来ない方がましだった・・・」
22
それから、食事を続けるイエスは、パンを取ると、神に感謝を捧げ、そのパンを裂き、仲間たちに配った―― 「このパンは俺の体。さあ取って食べるんだ」
23
次に、ワインの入った 杯さかずきを取り、神に感謝を捧げると、同じように仲間たちに配った。
24
「このワインは、俺の血。神と人が新しい条約を結ぶために流される俺の血だ。
25
言っておくが、神の王国キングダムで新しくなったワインを飲むその日まで、俺がワインを口にすることはない」
26
それから、イエスと仲間たちは 愉快ゆかいに歌を歌った・・・♪~♫~♪~♫ 翌日―― オリーブ山に向け、出発した。
27
「お前たちが俺に抱く信頼は崩れる。聖書にはこうある。『私が羊飼いを殺す、すると羊は逃げ惑う』―― 【聖書:ゼカリヤ書13:7より引用】
28
だが、俺は殺された後、死から 蘇よみがえり、ガリラヤ地方へ行く。いいか、俺はそこでおまえたちを待つ・・・!」
29
「たとえ、他の誰が裏切ろうとも、この俺は決してあなたを裏切りはしないッ!!」イエスの言葉に岩のペテロが強く反応した。
30
「・・・残念だな、おまえは俺を否定する。雄鶏ニワトリが2回鳴く前に、3度俺を知らないと断言する」
31
「お、俺がイエスを否定するって?んなの、とんでもない!俺はイエスのためなら死ぬ覚悟だってできてんだッ!!!」他の仲間たちも続けざまに同じようなことを言うのだった・・・。
32
イエスと仲間たちはゲツセマネ園に行った―― ――「祈ってくるから、ここに座っててくれ」
33
しかし、イエスは岩のペテロ、雷兄弟、兄ヤコブ・弟ヨハネだけ、一緒に来るようにと言った。ゔッ・・・・・ イエスは苦しみのあまりもだえ始めた。
34
「俺は悲痛のあまり、心が張り裂けそうだ・・・。目を覚まして、ここで待っていてくれ・・・」
35
イエスは仲間が見聞きできないところまで離れ、その場にひれ伏すと、祈り始めた。
36
「はぁはぁ・・・ アバ父さん、あなたにできないことはない・・・。俺がこの 苦しみの杯サカズキを飲まなくても、すむようにしてほしい・・・が、俺じゃあなく、アバ父さんの思いのままにしてくれ・・・・・・」―― 【アバ:アラビア語で父】
37
イエスが仲間たちのもとに戻ると―― zzZ・・・彼らはぐっすり眠っていた。「おい シモン岩のペテロ!なぜ寝ている・・・?俺とともにたった1時間も、起きていられないか。
38
しっかりと目を覚まして、誘惑に負けることがないように祈るんだ。魂が正しくありたくても、人間は弱い」
39
イエスは、再び仲間たちから離れ、同じことを祈った――
40
イエスが仲間たちのもとに戻ってくると、睡魔に負けた3人が仲良く寝ているではないか。イエスに気づいた彼らは、はッと起きてあたふたする。
41
それから、イエスは3度目も同じように祈りに行った―― さぁ3度目の正直・・・イエスが戻ってくると3人は、くかー・・・と寝息をたてている。イエスはあきらめのため息をついた。「まった寝てんのか・・・もういい、“この人”が罪人の手に落ちるときがきた。
42
立て、時は満ちた。裏切り者のご登場だ・・・・・・」
43
イエスが話し終わらないうちに、十二使徒の1人、イスカリオテ人のユダが、剣やこん棒を持った武装集団を従えてやって来た。彼らは、祭司や掟の学者たちをはじめとした、長老たちに派遣されたのだ。
44
――「いいか、俺が口づけのあいさつをする人を捕まえるんだ。連行する時は、逃げないように注意しろよ・・・」と、イスカリオテ人のユダは、あらかじめ武装集団にイエスを見分けるためのサインを伝えていた。
45
「あ、先生!」ユダは笑顔でイエスに近づき、口づけのあいさつをすると、心の中で不気味な笑みを浮かべた。
46
すると、武装集団が来て、イエスを取り押さえた。
47
にゃろォォォ・・・スパッ・・・ イエスの近くにいた仲間の1人は、自らの短剣を抜くと、武装した男に向かって振りかざした。ぼとッ・・・地面に落ちたのは大祭司の召使いの耳だ。
48
「なぜ犯罪者を捕まえるかのように、剣やこん棒を持ってきた?
49
俺は逃げも隠れもせず、毎日神殿の 境内けいだいで教えていたじゃあないか。なぜそのときに捕まえない?まあいい、聖書に記されたことが完全になされるために起きたまでだ」
50
イエスが捕まると、仲間たち全員が一目散にその場から逃げ出した。「ゔ、ゔわぁぁぁ――!!」「コラッ、待て!」ザザ、ザザザザッ!ガサガサ・・・・・・ 「逃げられました・・・追いましょうか?」「いや、よい」
51
ある青年は、亜麻布あまぬのの服しか着ていなかったが捕まりそうになり、武装集団に服を掴まれたため、
52
服をさっと脱ぎ捨て、下着のまま逃げ出して行った。イエスの他に残ったのは武装集団の手にある青年の服のみであった・・・
53
イエスを捕えた武装集団は、イエスを大祭司のもとに連行した―― そこには祭司たちや長老たち、そして掟の学者など宗教関係の 首領ドンが集結している。殺したくてたまらないイエスの顔を拝みに来たのだ。
54
そのころ―― 岩のペテロはというと・・・距離を保ちながら、イエスの後をつけていた。そして大祭司の庭に入り、焚たき火で体を温めている看守たちにこっそり混ざった。
55
祭司や最高議会の議員たちは、イエスの汚点をさっさと見つけて、死刑にする気満々だった・・・。しかし、十分な証拠が全くもって見つからない。
56
うその証言をするヤカラは大勢いたが、彼らの言うことはてんでばらばらで、一致しない。
57
すると、そこにいた数人がザッと立ち上がり、うその証言をべらべら並べた。
58
「我々はこの人が、『私は人の手で造られたこの神殿を壊し、3日目に人の手を一切借りることなく、別の神殿を建てる』と言ったのを確かに聞きました!」彼らは、イエスの名前を伏せて言った。名前を言うことさえ、しゃくにさわるからだ。
59
しかし、彼らの話もまたもや食い違う。
60
「彼らがあなたにとって不利な証言をしていますが。これらの訴えに対し、何か反論はありますか?それとも彼らの言っていることは誠ですか?」尋ねるは、群衆の前に立った大祭司。
61
「・・・・・・」しかし、質問に答える気配が全くないイエスに、大祭司は別の質問をした。「君は 創造主かみの子、救世主キリストなのですか?」
62
「その通りです。みなさんはいずれ、神の子が全能なる神の右の座に腰をすえている姿を見る。そして、“この人”が雲に乗ってやって来る光景をも目の当たりにする」―― 【聖書:ダニエル書7:13より引用】
63
「んなッ、ナニィ――!!!」ビリビリビリィィィ――! 大祭司は怒り狂って、自分の服をひき裂いた・・・! 「え゛――ぃ!!!もう十分です。これ以上の証言はいりません!
64
我々は聞いた!今まさにこの耳で、この人が神を 侮辱ぶじょくするのを!異論ある方はいませんねッ!!!」「ありませんッ!!!」そこにいた人全員が、イエスの死刑に同意した・・・。
65
ペッ、ペッ! そのうちの何人かは、イエスに向かって唾を吐きかけた。ビシッ、ボコッ、ゴキ・・・・・ 「オラッてめぇが本当に預言者なら、誰が殴ったか当ててみやがれぃ!ははは――!!」イエスに目隠しをして殴り始める・・・! 看守たちはイエスを連れ去り、さらにこてんぱんに痛めつけたのだった。
66
そのころ、岩のペテロはと言うと、まだ大祭司の庭の 焚たき火のそばで体を温めていた―― そこへ召使いの少女がやって来て、
67
火が反射し、ゆらゆらとだいだい色に照らされたペテロの顔を覗き込んだ。「あ、ねぇ!ナザレ村のイエスと一緒にいた人ですよね?!」
68
「うおッ!な、なーにを意味の分からないことをッ!俺は“知らん”!」岩のペテロは彼女の言葉を否定した。慌ててその場を離れ、庭の出口へ向かっていると・・・ コケッコッコ――! 雄鶏ニワトリが鳴いた。
69
「ね—ぇ!あの人、あの男の仲間ですよー!」少女はペテロの慌てる様子を見て、周りに立っている人たちに言った。
70
「にゃろ、“違う”つってんだろッ!!」岩のペテロは振り返って彼女の言葉を打ち消した。すると、周りに立っていた人たちの目線が一斉にペテロに行った。「間違いない!発音からしてあの男同様、ガリラヤ出身だ!!」
71
「ざけんな!神に誓って言うが、あんにゃろう俺は『知らん』!!!」ペテロは呪いをかけて誓った・・・。
72
コッケコッコォォォ・・・・・・ ハッ! 雄鶏ニワトリが2回目の鳴き声を上げたと同時にペテロは、「雄鶏ニワトリが二度鳴く前に、イエスを三度否定する」と言ったイエスの発言を思い出した。「う、ゔわぁぁぁ〰〰〰〰〰〰!」岩のペテロは、泣き崩れてしまった・・・・・・
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